職業訓練コース紹介
ここでいう職業訓練は、公共の職業訓練で、求職者のためのスキルアップトレーニングです。窓口は、ハローワークとなります。
訓練期間はコースで異なりますが、3カ月~6カ月コースがあります。
訓練コースによっては、託児所付きの訓練もあり、子供がいるからと言って、訓練をあきらめる必要はありません。
- 公共の職業訓練を受講するには
- 求職中であること
- 訓練に通うことになったら真面目に通うことができること
- 訓練後3カ月以内に就職する(4か月以上で雇用保険加入が望ましい)意思があること
などが求められます。
※開業している人や内定している人は就職が決まっている方に該当すると思われますが、事前にハローワークで職業訓練に応募できるかどうかを確認してください。
※訓練終了後に学校に通う予定の方は、順番が逆ですので、先に学校に通った後に就職する上でスキルアップ等が必要であればハローワークと相談の上、訓練の応募をしてください。
※訓練終了後に資格取得をかかげ就職せずにスクールに通う方がいますが、就職と資格取得は両立できます。また、資格取得は訓練期間中に取得できるよう努力してください。
職業訓練は、短い期間の中で、訓練カリキュラムの学習とともに資格取得、自分自身の棚卸作業、終盤になれば就職活動と、中身がぎっしりと詰まっています。
お気軽に、しかも無料で「パソコンスクールに通う」「手取り足取り教えてもらえる」と思ってくると<痛い目にあいますのでご注意ください。
短い期間で「目に見える形(資格、スキル)」を手にするためには、当然、努力が必要となります。
訓練期間中でも、努力を惜しまず、成果を出し続ける人は、誰よりも早く就職を手に入れています。
ここでは、弊社が受託している訓練コースについてご紹介しますので参考になさってください。
※雇用保険制度の上成り立つ訓練ですから、受講する機会を得た人は、次につなげるためにきちんと就職して雇用保険制度における職業訓練が継続できるようにしてほしいと思います。
VBA基礎科
VBA基礎
(Excelを使って作業を自動化するコース)
Excelを使って作業を自動化するコース
訓練概要
- 訓練期間
4カ月 - 取得目標
ITパスポート、エクセルビジネススキル検定(Expert)、日商簿記3級、日商プログラミング検定(VBA)Standard - 入校時の必須スキル
入力がスムーズ、ファイルの階層管理ができる、仕事でエクセルを使ったことがある
訓練カリキュラムについて
職場でよく利用するExcelの作業を自動化するコースです。
カリキュラムとしては、Excel基本操作、関数、テーブル処理からマクロ(Excel作業)の自動化、そしてExcelVBAでのプログラミングを「実技」とし、国家試験である情報処理試験「ITパスポート」の試験内容に加え、社会人に人気の高い「日商簿記検定3級」内容を「学科」として学習します。
IT知識の証明×Excelの自動化というスキルを持って再就職活動を進めるコース内容です。
毎月、毎週、定期的に発生するExcel処理を自動化したい人、
職場でマクロとマクロの間に手作業が残っていて不便だと感じていた人、
これからのIT技術に対応できるスキルを身につけたい人、
WordやExcelは使えるけれど強みと感じない人など、受講理由もさまざまです。
初級者でも経験者でも目標をもって受講していただくと効果があるコースです。ぜひチャレンジください!
VBAプログラミング科
VBAプログラミング
訓練概要
- 訓練期間
5カ月 - 取得目標
基本情報技術者(FE)、ITパスポート、エクセルビジネススキル検定(Expert)、日商プログラミング検定(VBA)Standard - 入校時の必須スキル
入力ができる、ファイルやフォルダの階層管理ができる、仕事でエクセルを使ったことがある、IF関数などの論理関数が使える
訓練カリキュラムについて
ExcelVBAを使ってシステム開発をするコースです。
システム開発というのは、要件定義、外部設計、内部設計、コーディング(プログラミング)、テスト、運用保守などの一連の流れを授業の中でプロジェクトとしてチームで取り組むコースです。
言語はExcelVBAになりますが、ExcelVBAでDB(授業ではAccess)を操作し、システム化する点がVBA基礎科との違いです。
学科としても、情報処理試験「ITパスポート」を2ヶ月以内に取得し、ITSSレベル2の基本情報技術者試験(FE)の合格を目指します。
WebシステムやWebデザインのコースではありませんので、ご注意ください。
また、一般事務職等希望者でプログラミングを学びたい方は、VBA基礎科の方を選択ください。
総務・経理事務科
総務・経理事務科
訓練概要
- 訓練期間
5カ月 - 取得目標
日商簿記2級・3級、ITパスポート、エクセルビジネススキル検定(Standard/Expert) - 入校時の必須スキル
入力ができる、ファイルの保存ができる、メールができる
訓練カリキュラムについて
仕事をするうえで、自分の会社の取引の流れを記録し管理することは重要です。デジタルシフトしている世の中で、事務業務は効率化が進み人員は削減されつつあり、一人一人の持つべき知識やスキルは当然今までよりも広くかつ専門的にならざるを得ない状況です。
総務・経理事務科は、事務管理で必須のWord/Excel等のアプリケーション操作、業務において効果的にITを利活用することのできる証明としての国家試験である情報処理試験「ITパスポート」、内容、業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき会計処理の流れを学ぶ「日商簿記3級」、経営管理に役立つ知識として高度な商業簿記・工業簿記(原価計算)を学び、財務諸表の数字から経営内容を把握するための処理や分析を行う事のできる「日商簿記2級」の合格に向けてのカリキュラム内容です。簿記だけでなく、税法、社会保険手続き、給与計算など広く業務に対応できる知識とスキルを身につけるコースです。
パソコンワーク初級科
パソコンワーク初級
訓練概要
- 訓練期間
3カ月 - 取得目標
ITパスポート、エクセルビジネススキル検定(Standard) - 入校時の必須スキル
特になし。働く意欲のある人
訓練カリキュラムについて
パソコンの初心者、初級者から学べるコースです。
文書作成のWord、表計算のExcel、プレゼンテーションのPowerPointなど業務で必要とされるアプリケーションの基本操作と、業務において効果的にITを利活用することのできる証明としての国家試験「ITパスポート」の知識を習得します。加えて、ビジネス実践としてグループワークやビジネスマナーの再確認をしていただける内容です。
ただし、初心者向けの訓練ですが、集合研修のため、マンツーマンレッスンのように手取り足取りというわけにはいきません。最初の1ヵ月は初心者であるほど大変でしょう。
そんな中でも、今までの訓練生の皆さんは、クラスで助け合い、励まし合い、認め合いながら3ヶ月をしっかりと活用しスキルアップに励み、最後は笑顔&涙で修了しています。目標をしっかりと持って日々取り組んでいくことで、新しい自分発見に繋がるはずです。
短い期間での訓練よりも、その先の長い職業人生をより楽しく充実し、活躍できるように、職業訓練を活用できるとよいと思います。